”ココナッツオイルよりMCTオイル”がブレット・プルーフコーヒーで勧められる理由
火曜日, 11月 15, 2016
日本のサイトでは、バターとココナッツオイルを入れたコーヒーを『ブレット・プルーフコーヒー(完全無欠コーヒー)』であると説明されていますが、開発者のDave Aspery氏はココナッツオイルを全く勧めてないんです。
Bulletproofの主張
Bulletproofのホームページでは、反対にココナッツオイルをディスっています(マーケティング目的でもありますが・・・)。作り方の動画でも、ココナッツオイルで作るとは一言も話してないんですよね。
なぜココナッツオイルが悪いかと言うと、
- ココナツオイルにもMCT(中鎖脂肪酸)が含まれているとラベリングされていますが、その50%以上が、”偽のMCT”であるラウリン酸(C12)だからです。ラウリン酸をMCTとしてラベリングしても問題はないのですが、本当のMCT(C6/C8/C10)とは全く異なるものであり、ココナッツオイルは、ただのマーケティングだと主張しています。
- C12は長鎖脂肪酸と似たような代謝過程で、C6/C8/C10のように素早くケトン体エネルギーを得ることができません[1]。そのため、エネルギーとして代謝されにくく、体脂肪として貯蓄されやすくなります[2,3]。
- 動物実験や臨床試験でMCTオイルを用いる場合は、上記の理由でC12は含まれません。また、ラウリン酸は抗菌性で人気ですが、その点でも、C8やC10の方が効果的であると示すエビデンスが多くあります。
MCT(中鎖脂肪酸)の種類
カプロン酸/Caproic Acid(C6)
ココナッツオイルには、ほとんど含まれていません。腹部に不快感をもたらす場合ありますが、脳のエネルギーとなるケトン体に素早く代謝されます。もし、喉がヒリヒリする感覚や、おかしな味がするならこれが原因の場合が多いです。通常、蒸留過程で取り除かれます。
カプリル酸/Caprylic Acid(C8)
ラウリン酸より抗菌性が高く、消化管の健康にも良いです。さらに、最速で脳のエネルギーとなります。砂糖の場合は26過程が必要ですが、3つ過程で生体利用可能なATPへと代謝されます[3]。自然のココナッツオイルでは、6%以下しか含まれません。本物のブレット・プルーフコーヒーは、これとバターをコーヒーに追加したものです。
カプリン酸/Capric Acid(C10)
エネルギーになるのは、C8と比べ遅いですが値段は安くなります。”本物のMCTオイル”は、C8とC10の二つからできています。ココナッツオイルには、9%以下しか含まれていません。
ラウリン酸/Lauric Acid(C12)
長鎖脂肪酸に近い形で処理されるので、上記のMCTとは別物です。抗菌性として利点がありますが、C8・C10の方がカンジダ・淋(りん)病・クラミジアに効果的であるという結果がでています[5,6,7]。
ブドウ糖の代謝機能が弱まっている認知症患者にココナッツオイルが良いとも言われますが、ケトン体をつくりやすいMCTオイルの方がお勧めです。でも、ココナッツオイルはコーヒー入れるとおいしいですね。
エネルギーなので当然ですが、主観的な集中力増強効果はスマドラの中でもトップクラスだと思います。
- Blood D-(-)-3-hydroxybutyrate concentrations after oral administration of trioctanoin, trinonanoin, or tridecanoin to newborn rhesus monkeys (Macaca mulatta).
- Medium-chain triglycerides: an update.
- The Effects of Chain Length on the Metabolism of Saturated Fatty Acids by the Rat
- New Insights into the Utilization of Medium-Chain Triglycerides by the Neonate: Observations from a Piglet Model
- In Vitro Killing of Candida albicans by Fatty Acids and Monoglycerides
- In vitro susceptibilities of Neisseria gonorrhoeae to fatty acids and monoglycerides.
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