シチコリンとアルファGPC 違いは何?
木曜日, 10月 27, 2016
最も人気なスマドラの一つがコリンソースです。ネット上には多くの情報がありますが、シチコリン(CDPコリン)とアルファGPCの、どちらが優れているコリンソースなのか意見が分かれています。
シチコリンの特徴
CDPコリンは、重量の18.5%がコリンソースで、コリンとウリジンのプロドラッグです。摂取後、コリン単体で存在する遊離コリンと、シチジンに分解されます。その後、シチジンは急速にウリジンに代謝されます[1]。
ウリジンはスマドラとしても人気で、DHA+ウリジンのスタック効果が研究されています。
また、神経保護作用・ドーパミン受容体の増加などの効果がラット実験で報告されています[2,3]。
アルファGPCの特徴
アルファGPCは、40%がコリンで、コリンと、グリセロリン酸のプロドラッグです。グリセロリン酸は、細胞膜の生産を手助けるともされていますが、スマドラ用途では詳しく調査されている成分ではありません。
アルファGPCはコリンソースとしては、コリンの含有比率・吸収率が高く、脳内のコリン値を高めることに効果的です。また、成長ホルモン分泌の促進するエビデンスがあり[4]、スマドラ以外でも人気のサプリメントです。
コスパ比較
ブランド | 価格 | 用量 | コスパ |
---|---|---|---|
シチコリン(Jarrow Formulas) | ¥2,092 | 250mg/日 | ¥34/日 |
アルファ GPC(Jarrow Formulas) | ¥2,461 | 300mg/日 | ¥41/日 |
サプリメントとしては高いですね。粉市のEbayショップのシチコリンでも、10gで¥1,938(¥48/日)なので全く安くなりませんね。
海外の意見は?
全く別の作用を持つ
全く別の性質を持っています。シチコリンはリン脂質合成を促進すること、一方アルファGは、アセチルコリンが必要になった際に供給するのに特化しています。故に、代謝に問題があるアルツハイマー病のような特別な症状に、アルファGPCがより効果的です。
スタックが理想的
2つの成分を低用量でスタックすることが、コスパも良く理想的です。アセチルコリンの効果・作用は、正常なリン脂質の代謝に依存します。
シチコリンは、健常者を対象とした調査で、低用量で注意力の向上を示すエビデンスがありスマドラ目的では圧勝中。カフェインとのスタックのスマドラ飲料も海外では販売されています。
反対に、アルファGPCは、コリンが不足状態や脳代謝に問題がある認知症患者に対して、シチコリンとの比較研究でより効果的だとしています[5]。
同じコリンソースだけれども、全く別物で、スマドラ目的では少量でスタックするのがベストみたいですね。
