「アシュワガンダの効果は本当にあるのか」という疑問があったので、カプセル詰めた小麦粉(偽薬)を作って、KSM-66の効果を調査してみました。
KSM-66については別記事で紹介しています。
調査方法
2つのカプセルをティッシュに包んで、一つだけ摘みだして、どちらかわからないように摂取しました。重さでわからないように、ちゃんと用量を調整しています。
24時間後にティッシュの中を確認して、残っている方の色から、どちらを摂取したか判別しました。2週間、50%の確率を計14回試しています。最初は昼に摂取してましたが、眠気がくるので途中で晩に変更しています。
測定は、主観的な生活の質(QoL)、生産性(Productivity)、アシュワガンダだと思う確率(Prediction)の3点を、ティッシュの中を見る前にメモ帳に書きました。あと、摂取後に気分の変化があれば、随時メモを取るようにしました。
結果
通常時50%から、少し気分が良いと感じたら55%という風に記録していきました。生産性は、集中力とか、作業効率とかを全体的に見て評価しています。
予想は、明らかに違いがあります。ということは、プラセボ薬かアシュワガンダかどっちを摂取したか判断できています。
簡単に判断できるだろ?と思いますが、ヌーペプトでやった場合は、ほぼ判断できませんでした。100試行ぐらいやれば、わかりませんが・・・
記録
せっかく書いたので記録を公開します。結果の1はアシュワガンダです。
| 日数 | 生活の質 | 生産性 | 予想 | 結果 | メモ |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 60 | 55 | 80 | 1 | 摂取後3-6時間は、無駄にソワソワして神経過敏になった。いつもにはない感じだからこれは1。晩は無敵感の症状がでて、睡眠が遅れた・・・ |
| 2 | 50 | 50 | 20 | 0 | かなり普通。昼までは気分が良かったが、昨日感じた無敵感が夜に全く感じられず機械人間と化す。まるで2重人格者。 |
| 3 | 50 | 50 | 10 | 0 | 前日と同じ感じ、少し自信を持ってほぼ偽薬とみる。偽薬じゃなかったら驚愕。 |
| 4 | 50 | 45 | 35 | 1 | 昼にちょい眠気と、気分の高揚が翌朝まであった。生産性は眠気で減点。ただ、少し高揚感があるが、初日とは違う(無敵感がない)反応だから30-40%。 3日連続プラセボ薬だと信じてたから開封後に少しびっくり。良くも悪くも、アシュワガンダ飲んでる日は、今のところ睡眠時間が伸びてる傾向がある。 |
| 5 | 60 | 60 | 60 | 1 | 昼は眠気もなく、生産性が一番が高く感じられた。昨日摂取したアシュワガンダの効果が持続されている可能性も否めず、少し控えめに60%で予測。不安が全くないと、やる気は自然と出てくることを体感。 |
| 6 | 65 | 55 | 55 | 0 | モチベーションは今までで最強。やっぱ睡眠の量が増えてるからアシュワガンダ!!と思ったら違った。 |
| 7 | 50 | 55 | 45 | 0 | 昨日より気分が安定してるから、アシュワガンダではない。ただ昨日の不正解だったから+5%増し。 |
| 8 | 45 | 50 | 53 | 1 | 正直よくわからないが、晩は気分が良かった。 |
| 9 | 58 | 55 | 45 | 0 | 気分が優れないから2日断薬後。摂取後に眠気があるから昼から晩に変更。モチベーションは高かったが、前日(断薬日)と全く変化がない。 |
| 10 | 50 | 55 | 53 | 1 | 効果が弱まってきた感じがするが、精神的なタフさの差を感じる。 |
| 11 | 60 | 57 | 70 | 0 | 初日に次いで明らかにアシュワガンダだと思った。まず、急に新しいことをし始めたりした。そのせいで、睡眠が2時間ほどずれた。だが、プラセボ薬だった。 |
| 12 | 45 | 45 | 20 | 0 | ちょいボーとして気分が憂鬱だった。アシュワガンダ摂取してこれはないだろってことで0。気圧・湿気・台風の影響もありかも・・・ |
| 13 | 45 | 45 | 45 | 0 | 前日と同様で、ジメジメして憂鬱。 |
| 14 | 55 | 55 | 60 | 1 | 相変わらず憂鬱、摂取後の判断は0だったけど、翌日に異常なやる気と、フワッとした感覚があったから1。 |
自己実験をした結果、
- 摂取してから3時間後に眠気、摂取するなら晩がベスト
- 感じた効果は、ストレス軽減、やる気、精神的タフさ
- 効果は24時間以上持続する
- 睡眠時間の増加
以上の効果を感じました。アシュワガンダ(KSM-66)は継続的に摂取することで、効果がより感じられると思います。ただし、使用者の投票結果によると耐性が付くので、休薬日を入れることをお勧めします。
1ヶ月以上、アシュワガンダ使用経験があるLongeCityユーザーによる「耐性(4割)・禁断症状(3割)」についての投票結果です。
GABAアゴニスト??
このスレッドで、「アシュワガンダはGABAアゴニストであるか」が最も議論されています。
GABAアゴニストは、GABA受容体におけるGABA作用を刺激します。故に、GABAアゴニストとして不安軽減に作用するのなら、受容体のダウンレギューションが起こり、禁断症状、耐性などの問題が発生してきます。
処方薬であるベンゾジアゼピンは、GABAA受容体に作用するアゴニストで、耐性・依存性があり、FDAでも長期的使用を承認していません。
GABAアゴニストであるエビデンス
GABAアゴニストであるエビデンスは多くありますが、最近の調査では、内因性のGABAアゴニストと比べ、低い効力であるとラット実験で確認されました。興味深い点は、アシュワガンダは、GABAAよりGABAρ1受容体の強力なアゴニストであるということが初めて報告されています。
Direct evidence for GABAergic activity of Withania somnifera on mammalian ionotropic GABAA and GABAρ receptors.Our results show that aqWS activated inotropic GABAA channels but with lower efficacy compared to the endogenous agonist GABA. We also demonstrate for first time that aqWS is a potent agonist of GABAρ1 receptors.
GABAρ1受容体とは、GABAAのサブクラスですが違いがいくつかあります。
- 網膜に高レベル発現
- GABABアゴニストであるバクロフェンや、GABAAアンタゴニストであるビククリンに感受性を示さない
- ベンゾジアゼピン、神経ステロイド、バルビツール酸系などのGABAA受容体モジュレータによって調節されない
言いたいことは、アシュワガンダでベンゾジアゼピンのようなGABAA受容体のダウンレギュレーションが起こらないということです。
しかし、耐性(4割)、禁断症状(3割)が投票結果としてでています。その中でも深刻な症状を訴える人もいます。
副作用の報告
GABA耐性はマジだ
GABA耐性はマジだと思う。でも、それだけがアシュワガンダが気分に影響を与えるメカニズムではない。自分には、GABA作用のような効果は短期間しか体感できません。しかし、アシュワガンダはHPA軸を調節し、特にコルチゾールを低下させます。これにより、長期的な落ち着きをもたらすかもしれません。
不安・禁断症状の報告
6ヶ月の摂取後、あまり喜ばしくない禁断症状が現れています。2日間、摂取を止めた後から、眠ることができません。数時間、心拍が高くなって横になっています。また、体が熱く感じ、掛け布団を蹴り飛ばしたりしました。そして、直ぐに苛立つようになっています。睡眠がしっかり取れていないからかもしれません。
ほとんどのスレッドを読みました。このような禁断症状は稀であることは知っています。自分は、常にどんな薬でも、敏感に反応していました。薬の専門医が、アシュワガンダを副腎疲労のために処方してくれました。薄められていない1:1の液状アシュワガンダです。朝と晩に休薬を入れず毎日使用していました。なぜならば、全く害のないハーブだと思っていたからです・・・
GABAA受容体に影響は低いようですが、人によっては、耐性(4割)・禁断症状(3割)がでるのは間違いなさそうです。
不安感軽減だけでなく、テストステロン増加や副腎疲労緩和の目的で毎日摂取する人もいると思いますが、全く害のないハーブではありません。用量調整・休薬期間を入れるなどして注意したいですね。
偽薬を使って自己実験した感じ、24時間以上の長引く効果を体感しているので、毎日摂取はお勧めできません。
- Direct evidence for GABAergic activity of Withania somnifera on mammalian ionotropic GABAA and GABAρ receptors.(2015)
- 3alpha,5beta-Reduced cortisol exhibits antagonist properties on cerebral cortical GABA(A) receptors.(2004)
- Ancient-modern concordance in Ayurvedic plants: some examples.
- The methanolic extract of Withania somnifera ACTS on GABAA receptors in gonadotropin releasing hormone (GnRH) neurons in mice.






